卒業論文のための覚書 のはずだった
地元から少し離れた大学に通いだして、3年と少し経った。
頭はあまり良くない。
決して人のことが言える立場ではないが、校内には見るからに頭の悪そうな人たちもけっこう多い。
しかし、僻地にあるせいなのかなんなのか、生徒も先生ものんびりした雰囲気の大学で私は気に入っている。
のんびりと過ごしていたら、いつの間にか4年生になっていた。
私は文学部なので、卒業論文を書かねばならない。
来週、途中経過を発表するというのに未だテーマすら決まっていない。
何も考えていないわけではなく、書きたい小説家が多すぎてパンク気味なのだ。
大学入学したときは夏目漱石について書きたいと思っていたなぁ。
でもありきたりでおもしろくない。太宰治や芥川龍之介もいいけどみんな有名どころで研究しつくされている。
ミステリーも好きなのだから江戸川乱歩や横溝正史はどうだろう。
いや、江戸川乱歩は変態くさくてちょっと嫌だ。横溝正史は読んだことないからよく分からない。
小栗虫太郎や夢野久作は書いている間に頭が狂いそうだ。
中原中也や立原道造はあの美しい文章に触れると汚してしまいそうで怖い。
ずっと誰がいいか考えていると、もはや誰でもいいような気がしてくる。
そんなわけで、気持ちを整理するため
というところで下書きが止まっていた。
気持ちを整理するため、どうしようとしていたのか覚えていないがおそらくブログに記録することにしたのだろう。
これを発見したのが282日、およそ9ヶ月後の現在である。
下書きを書いた時点で4年生だったので、つい2週間ほど前に大学は卒業した。
結局、卒業論文は『推理小説について』という題名で江戸川乱歩と横溝正史について書いた。気持ちを整理する暇もなくバタバタと書き上げた。
他大学がどうなのかは知らないが、うちの文学部の卒業論文は2万字埋めなければならなかったが、半年前で内容も決まっていないのだから完成度についてはお察しだ。
そして弊害で3キロ太った。まぁ3キロ分くらいには頑張った。
卒業したのはつい最近だが、卒業論文を提出発表したのは1月であり、それ以降は授業もなかった。週4で入っていたバイトも、就職するまでに働かない期間が欲しかったので(そこに高尚な理由もなにもない、ただ働きたくないというだけである!)2月いっぱいで辞めた。
そのため2月3月の間は大変に暇だった。
ところで、私は熱しやすく冷めやすいうえに、好奇心旺盛なので知識は広く浅い。
これまでにハマったものや手を出したものは多岐に渡る。大学生の間だけでも、アマプロ問わずバンド鑑賞、カメラ、TWICE、吉沢亮、秘密、コナン、犬夜叉、銀魂…。
恒常的に好きなものはミステリーに偏りがちだが読書と和と猫くらい。
(しかし、ここ1年くらいは「陰陽師」というソシャゲとPUBGは続けている。これは革命である)
いま現在は妹に勧められた「アイドルマスターsideM」ブームが来ている。1年前であれば見向きもしなかっただろうが、半年前くらいからは秋葉原的趣味が多くなってきていたので、アッサリとハマった。
暇だった2月3月はとにかくPixivとTwitterをまわりニコニコ動画とYouTubeとdTVを垂れ流しにしていた。
卒業論文のためにはじめた、いやはじめられてすらいなかったけど、このブログ、これからはまたなにか思いつくことがあれば記録していきたい。
きっとまたすぐ忘れるんだろうなぁ…。
とりあえずは、sideMについて書けたらなぁと思っている。